ラブユアセルフファースト開発秘話。バスタイムとアロマの関係は?
精油フォーミュレーター川野菜穂さん
9~11種類のオーガニック・野生種の精油を贅沢に使った春夏秋冬4種類の香りのボディケアバスソルト「ラブユアセルフファースト」。開発にあたり、ビューティディレクター早坂香須子さんの香りの基本コンセプトを元に量産処方への昇華を担当したエッセンシャルオイルフォーミュレーターの川野菜穂さんに「ラブユアセルフファースト」の開発秘話を聞いた。(インタビュアー石上)
パリ出張でのアロマとの出会い。
石上
まず、川野さんについてお聞きしたいのですが、アロマとの出会いはパリでの出張時がきかっけなんですよね。
どんな出会いだったのですか?
川野
パリ出張の時、ハードスケジュールでとても疲れていたんです。そんな時、道を歩いていると、とても良い香りがしたんですよ。
なんだろなと思い、香りにつられてふらっと香りがするお店に入りました。
そこは有名なファッションブランド店で、普段私が購入しないアバンギャルドなテイストのお店だったのですが、あまりにもそこにひろがる香りが心地が良くて1階から2階までラックを一つ一つ丁寧に全部見てしまったんですよ。
香ってきた香りの正体はアロマキャンドルだったんです。
そのままそのアロマキャンドルを買って帰かえり、ホテルでもキャンドルを焚いて仕事をしていましたね。
香ってきた香りの正体はアロマキャンドルだったんです。
そのままそのアロマキャンドルを買って帰かえり、ホテルでもキャンドルを焚いて仕事をしていましたね。
当時の私はブランドのプレス担当で、販売促進を常に考えている仕事でしたが、(その時のアロマキャンドルの体験を通して)普段興味がないショップに香りにつられて入って、見ることもないであろう商品を全部見て、最後には買って帰るってすごいなと思ったんですよ。
それがアロマとの出会いで、香りは販売促進になるってことがわかったきっかけです。
石上
香りは販売促進になるんですね!
川野
そうなんですよ。アメリカではすでに香りをブランディングやマーケティングで使用していたり、ヨーロッパでは香りはテラピーとして根付いているんですよね。
私は双方に興味があったので、両方勉強して自分なりに今、エッセンシャルオイルフォーミュレーターとしてアウトプットしています。
アロマのある暮らしとは?
石上
川野さんが提案している「アロマのある暮らし」はどんなことを実践すればいいですか? アロマの資格など取ったほうがいいですか?
川野
石鹸やパフューム、キャンドル、アロマミストなど自分なりに良い香りって思ったものを使っていたら、それが「アロマのある暮らし」です。更にテラピー効果も期待するのであれば天然香料(エッセンシャルオイル/精油)を用いたものを選ぶのがポイントです。
石上
そうですか!私も今、好きな香りの石鹸を使っているので「アロマのある暮らし」をしているんですね。
川野
していますね 笑)良い香りをかぐと体の緊張感がとけるので血流が良くなったり、脳が心地良いという信号を体内に発信します。
疲れている人ほど日常生活で体がこわばっているんですよね。
脳が気持ちがいいと思うようにいい香りを常にかいであげると身体もリラックスします。
良い香りで脳のハッピースイッチを押してあげるようなイメージですね。
バスタイムとアロマの関係。
石上
私たちNEHAN TOKYOも入浴剤を使ったバスタイムで1日の疲れを取って、癒されてほしいなあと思っているんです。リラックスできるバスタイムとアロマは脳にとってもすごく良いんですね!
川野
そうですね! アロマを体現するにあたりお風呂はとてもいいと思っています。
ほとんどの人は、忙しくてもお風呂かシャワーに入りますよね。だからその毎日のバスタイムは、アロマを使用したリラックスタイムが確実に手に入る絶好のチャンスなんです!
石上
バスタイムとアロマの関係性の深さを知って、アロマバスソルトのメーカーとしてとても嬉しいです。
石上
ビューティディレクター早坂香須子さんがプロデュースした「 LOVE yourself first」について
川野さんに香りの量産処方のオファーがきた際はどう思われました か?
川野
とても嬉しかったですね。その上、 早坂さんのコンセプトに200%共感でした。
季節や月の満ち欠けを取り入れたそのバスソルトのコンセプトはた だお風呂、ただアロマではなく、地球・宇宙をも視野に入れた連動感、 みんな影響しあって、みんな共存していることを体現しているコンセプトで。
私がアロマを通じて活動している考え方と全くイコールなものでした。
石上
四季や月の満ち欠けのコンセプトを元に、 早坂さんと何度も何度もやりとりしながら処方開発されたと聞いて います。まずspringはどんなふうに作られたのですか?
川野
springは新月のイメージもあり、
始まり、先を見据えていくことや、呼吸を整え、 進んでいくなど物事の始まりを後押ししてくれるような香りを意識 して作りました。
香りのブレンドは、呼吸を促すヒバやシダーウッドの木々や緊張する心を柔らかくする花の香りのイメージです。
フラゴニアという希少価値がある精油も使っています。
ティートゥリーのような抗菌性がありながら、薬っぽくなく華やかな香りを拡げるのでとてもオススメの香りです。
ティートゥリーのような抗菌性がありながら、薬っぽくなく華やかな香りを拡げるのでとてもオススメの香りです。
石上
夏の時期になるとやはりsummerを購入されるお客様が多くな るのですが、summerはどんなイメージで作られたのですか?
川野
日本の夏はとにかく湿気が多いので、 髪の長い女性だと髪が背中にまとわりつく感じをぶあっと爽快にで きるような、清涼感のあるブレンドを意識しました。
すっきりとした甘さのある柑橘類やデトックスを促すようなジュニパー、 サイプレスを中心にブレンドしています。
石上
autumnは精油が11種類と4つの中で1番多くて、 その上お客様からも人気ですが、
どんなふうに作られたのですか?
川野
autumnは4つの中で1番贅沢な、 その上1番女性らしい香りですね。
早坂さんがジャスミンを必ず入れてほしいとのことだったのでジャスミンを中心として、 パフュームでよく使用されているイランイラン、パチュリー、ベルガモットなどを入れ 、 深いところからの癒しを導くブレンドを目指しました。
ベースのジャスミンは心理的なサポート機能が強く、 魅了する香りなのでサブタイトルの「LOVE」 にぴったりな香りです。
秋のロマンチックな夜長をイメージした、リッチな愛と深い癒しのある香りです。
石上
パッケージが冬のしんしんとした静かなイメージで
サブタイトルがDreamというはwinterどうやってイメー ジして作られたのですか?
川野
冬は楽しかったですし、挑戦したブレンドですね。
早坂さんと、 日本の静かなほっこりする冬と西洋のwinter holiday的でアップテンポな冬の両方が欲しいねと話していました。
日本らしさのユズやヒノキをベースに、
西洋のクリスマスをイメージしたジンジャークッキーやバニラの甘 い香りプラスしています。
ポイントはクリスマスのモチーフになるモミの木の精油スプルウス ブラックをブレンドしているところです。
これもとても希少な精油です。
これもとても希少な精油です。
石上
春夏秋冬4つともいろんな想いが込められているんですね。
川野
そうですね。まだまだ話したりないですが 笑)
特にこの製品の嬉しいところは、香りを楽しみながらテラピー効果を期待できるところです。香料にエッセンシャルオイルのみを使うことで薬理効果が期待で きるのです。自律神経を整えたり、お肌の再生効果など、 summerでお話したデトックスを促すのもその一例ですね。
石上
香りにも効能があるのを知らなかったので、 これから意識してエッセンシャルオイルを使います!
心を整えたいときにautumnの香りを楽しもうと思います。 笑)
毎日を頑張って生きている人へエールを。
石上
最後に川野さんはどんな方に「LOVE yourself first」を使ってほしいですか?
川野
家族のため、社会のためいつも頑張っていて、つい自分のことが後回しになっている方にはぜひお届けしたいです。
「LOVE yourself first」のタイトル通り、自分のことにも目を向けて、 自分の心の声も大切にしてほしいなと思います。
そのお手伝いが「LOVE yourself first」には出来ると思います。
そのお手伝いが「LOVE yourself first」には出来ると思います。
いまはストレス社会で、 皆さん一生懸命働かれていると思いますが、 バスタイムだけは仕事のことを考えず、自分に「お疲れ様」 っていう気持ちで使ってもらえたら嬉しいです。
パッケージやコンセプトからしたら女性向けですが、頑張っているのは女性だけではないですよね。
「LOVE yourself first」 には老若男女問わず、毎日を頑張って生きている人へのエールを込めた製品なので、特別なギフトとしてもいろんな方に使っていただきたいです。
「LOVE yourself first」
オーガニック精油と日本最高純度のエプソムソルトで作られたボティケア入浴剤
ラブユアセルフファースト
ご購入はこちら
https://nehan.tokyo/?mode=cate&cbid=2270942&csid=2
アテールルームミスト
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