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Update:2021年8月26日木曜日

徳島大学大学院 阿部さんに聴く「人間らしさ〜ユマニチュード」ってなに?

 「ユマニチュード」という言葉を聞いたことありますでしょうか?聞きなれない言葉ですが、フランスで生み出された「人間らしさ」を意味するヘルスケア、メンタルケアの技法であり哲学だそうです。現代の日本社会にも取り入れるべき考え方ではないか?との思いから、ユマニチュードについての研究や社会貢献を実践されている徳島大学大学院博士課程の阿部正美さんにNEHAN石上と代表の馬居にて詳しく聞いてみました。








NEHAN石上:ユマニチュードという言葉を阿部さんに出会い初めて聞きました、自分なりに調べてみましたが分かりやすく教えていただけますか?







阿部:石上さん、ユマニチュードという言葉に興味を持ってくださりありがとうございます。

ユマニチュードについて、本田美和子先生の著書『ユマニチュード入門』と、大島寿美子先生の著書(監修:イヴ・ジネスト、本田美和子)『「絆」を築くケア技法 ユマニチュード 人のケアから関係性のケアへ』の2冊の本を引用しながらお伝えできればと思います。

ユマニチュード(Humanitude)は、フランスで生み出されました。イヴ・ジネストとロゼット・マレスコッティの二人によってつくりだされた、知覚・感情・言語による包括的コミュニケーションにもとづいたケアの技法です。この技法は「人とは何か」「ケアをする人とは何か」を問う哲学と、それにもとづく150を超える実戦技術から成り立っています。認知症の方や高齢者のみならず、ケアを必要とするすべての人に使える、たいへん汎用性の高いものです。※本田美和子著『ユマニチュード入門』「はじめに」より







哲学!!!哲学と聞くと難しそうと考えてしますのですが、ユマニチュードでいう哲学の例を1つ教えていただきますか?また、その哲学にもとづく実践技術も合わせて知ってみたいです!







哲学というと難しそうですね。私も同感です。ユマニチュードとその実践技術の例(風景)をお伝えさせてください。

「ユマニチュード(Humanitude)」という言葉には、人と人が互いに認めあい絆を紡いでいくための包括的ケアという意味も含まれているそうです。人間に限らず、猫や犬にも同様の行為がみられます。『ユマニチュード入門』の35ページにそのイメージを示す図がありました。誕生したばかりの子猫や子犬に親があたたかなまなざしを向け、言葉をかけ、触れあうことで自分自身が「大切に扱われている」と感じられる、あなたのことを大切に想っているというメッセージを伝えられる。その風景が示されています(図1)。

(図1)引用元『ユマニチュード入門』


図1ではわかりやすく猫や犬の図が用いられていますが、人に対しても同じです。具体的には施設や病院などで「話す、見る、触れる、立つ」という4つの柱を組み合わせたコミュニケーションを意識的に行うことで、人びとに穏やかであたたかな暮らしを提供するケアの技法がユマニチュードだと理解しています。







なるほど!ユマニチュードとは「話す、見る、触れる、立つ」を意識的に組み合わせたコミュニケーションの取り方のことなのですね!

「話す、見る、触れる」はコミュニケーションとしてイメージがわくのですが、「立つ」コミュニケーションの想像が難しいです、、、教えてもらえますか?







「立つ」コミュニケーションというのは、確かに想像が難しいですよね。なぜなら、私を含め健康な人は何もしなくても「立つ」必要があるときに自然に「立つ」からです。でも少しイメージしてみてください。もしも、思うように足が動かず姿勢を維持するのに大変な苦労を要する健康状態だったとすれば。。障害というとわかりづらいですが、例えば極度に足が痺れた時に人の手を借りて「立つ」と言えばわかりやすいでしょうか。足が痺れて自力で立ち上がれない時、友人に手を差し伸べてもらって「せーの」で「立つ」というイメージがわかりやすいでしょうか。互いに「立つ」というゴールを目指して、呼吸を合わせて身体を動かすイメージです。







実際にユマニチュードを日本で取り入れている福祉施設はありますか?







私は四国 徳島で暮らしているのですが、身近な施設でユマニチュードケアを実践しているという声はあまり聞いたことはありません。ただ、施設現場で働くなかでユマニチュードの必要性を感じてきました。他方で、大島寿美子先生の著書に、「日本でのユマニチュードは、各地で開催される集合型の研修会を通じて普及が進んできた。ジネスト氏らがフランスで行っている研修をモデルに、介護施設や病院と、個別に契約し、インストラクターを派遣して技術を伝える訪問型の研修も始まった。」と記載がありました。そこで調べてみたところ、本田先生らが立ち上げた日本ユマニチュード学会の賛助会員一覧施設を見つけました。現在では日本各地の20ヵ所以上の病院や施設が会員になられているようです。

日本ユマニチュード学会 https://jhuma.org/aboutus/supporter/







日本ユマニチュード学会さんのHPを拝見させていただきました。設立が2019年7月と書いてあり、まだ日本にきてまもないケアの技法なのですね!HPの説明も分かりやすく、ご家族を介護されている方や、一般の福祉の方の質問に対して答えているページはとても勉強になりました!












NEHAN TOKYO 馬居:これからの高齢化社会を考えると晩年を一人で暮らすライフスタイルの人が多くなってくるのでないかと思われます。そのような日本社会では「孤独」の問題がますます大きくなるのではと考えています。また、そのような社会になればなるほど、ユマニチュードやそのような考え方を必要とする人が増えてくるのではないかと感じました。このインタビューをきっかけにユマニチュードやそのような考え方に興味を思った方へ阿部さんから何かアドバイスをお願いできますか?







馬居さんのご質問の通り、ユマニチュードを必要としている人は多いと感じています。特に昨年から世界中で流行している新型コロナウィルスにより「孤独」の問題が一層深刻になってきました。私の友人たちも故郷 徳島に2年も帰省することができず、両親や友人に会えていないそうですし、会社でも在宅勤務が基本となり人と実際に会える機会が減っているようです。長期化するコロナ蔓延による「コロナうつ」も深刻な社会問題になっているようです。私からのアドバイスというと烏滸がましいのですが、コロナによって「孤独」を感じざるを得ない状況に対して、家族や友人たちへ視点を変えたユマニチュードケアをお届けするのはいかがでしょうか。ユマニチュードはあたたかなまなざしや、人に触れて話をするなどケアの技法が紹介されていますが、コロナ禍の今、実際に会うことがかないません。そんな時には、私の大切な人たちにやわらかな空間を届けてくれるNEHAN TOKYOのバスソルトをプレゼントしています。バスタイムはみんなが大好きな時間です。実際に会ったり触れたりすることはできないですが、ひとときの癒しの空間をプレゼントすることができる素敵な商品だと思います。ぜひ、皆さんもあたたかなまなざしや、人に触れて話をするなどケアのユマニチュードをお試しください。







NEHAN TOKYOでは「日常をちょっとやわらかくする」といステートメントを掲げています。ユマニチュードはその考えに近いように感じました。







ユマニチュードとNEHAN TOKYOのコンセプトは、私のなかでとてもマッチしています。個人的にNEHAN TOKYOのやわらかな癒しを提供するというコンセプトに魅了され、日頃からお世話になっている大切な人へエプソムソルトをプレゼントしたり、少し落ち込んでいるお友達にハート型のバスソルトをプレゼントしたりしています。特にハート型のバスボムはふんわり丸くて、心が温まるようなピンク色をしていて、見ているだけで人を癒してくれるような一品だと感じています。

反抗期で育ち盛り真っ最中の私の子どもたちにはバニラの甘い香りのマッサージソルトを使い、足裏のマッサージをしながらコミュニケーションをとるように心がけています。イライラしている彼女たちもバニラの香りで癒されるといつしか眠りに落ちています。人にプレゼントをしたいと思う私自身も、実は身近な人たちの笑顔を見るたびに、同じように癒されています。

本日のインタビュー記事を読んでくださっている方は、きっと私と同様にNEHAN TOKYOのファンの方だと思います。身近な人への癒しに、ユマニチュードと親和性の高いエプソムソルトをお使いになってみられることをおすすめします。







NEHANとしても、ぜひ阿部さんを通じてユマニチュードに貢献する活動に協力できればと考えています。具体的に協力できることはありませんか?







ユマニチュードに貢献する活動にご協力いただけるとのこと、誠にありがとうございます。

実は私は2014年から高齢者施設などの施設生活に密着し研究をしています。施設では1日のうち約14時間、自由になる時間がありますが、利用者さんは移動が困難だったり、施設の外に出られなかったりしますので、楽しみがあまりなく「入浴が楽しみで待ち遠しい」という方が多いのです。

実際に入浴のお手伝いをしていると、普段は自分で歩けない方でも、浮力で体をぷかぷかと浮かばせることができたり、温まることで血行が良くなり、いきいきとした表情を見せてくださいます。私が担当した100歳の方も「お風呂は最高!」とお風呂に入ると、100歳とは思えないほど若返ります!

前置きが長くなってしまいましたが、最後にひとつお願いをさせていただけるようでしたら、高齢者施設の入浴に、NEHAN TOKYOの製品をご提供いただけませんか?

「日常をちょっとやわらかくする」空間で彩られた入浴タイムをご提供することで、利用者さんのハッピーな笑顔が増えて、少しずつ未来(社会)が良くなっていくような気がしています。


入浴を通じて高齢者の皆さんの「日常をちょっとやわらかくする」に貢献できるお話ですね。ステートメントにもぴったりです。是非協力させてください。







とても素敵なご提案をくださり、誠にありがとうございます。次回は「日常をちょっとやわらかくする」NEHAN TOKYOさまの社会貢献活動で、人びとのハッピーな笑顔をお伝えするレポートをさせていただけますと幸いです。



阿部正美さんのプロフィール

大学卒業後、IT企業に就職。2011年の東日本大震災をきっかけにソーシャルビジネスに関心を持ち、研究の道へライフシフト。

2016年介護福祉士、社会福祉主事任用資格を取得後、現在は、徳島大学大学院医科学教育部医学専攻博士課程に所属し研究活動を行う。徳島大学非常勤講師。

また社会貢献活動として、発達障害児など少し気になる子を持つママさんたちをサポートする

「ママさんプロジェクト」を産婦人科医河野美香氏と立ち上げ、かるたや教材などを製作する傍ら、教育相談ボランティアを行っている。



参考文献:

本田美和子著、『ユマニチュード入門』、医学書院、2014年

大島寿美子著、イヴ・ジネスト/本田美和子監修、『「絆」を築くケア技法 ユマニチュード 人のケアから関係性のケアへ』、誠文堂新光社、2019年

参考ホームページ:日本ユマニチュード学会 https://jhuma.org/aboutus/supporter/



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